【目次】
1・切削方法の詳細
2.ミーリング工具の種類【2種類)について
1.切削方法の詳細 ミーリング加工とは
今回の記事では、「ミーリング」について詳しくご紹介します。
前回の記事で紹介したターニングは被削材が回転する加工でしたが、ミーリングは切削工具が回転する加工方法です。
また、ターニングは常に工具が材料に当たっている「連続切削」と呼ばれる方法ですが、ミーリングは絶えず工具が被削材に接触することがない「断絶切削」でもあります。
切りくずが出るのは接触した時だけであり、切りくずは比較的繋がりにくくなっています。
平面の複雑な形状の加工が可能で、溝を掘る・丸く削るなどの様々な加工ができるのが特徴です。
金型などの複雑な形状の加工にはミーリングが適しているといえるでしょう。
ミーリングに使用する主な工作機械には、フライス盤やマシニングセンタなどがあります。
2.ミーリング工具の種類
①フライス工具(正面フライス工具)
②エンドミル工具
①フライス工具
サイズが大きい工具です。刃がたくさん付いているため、切りくずが勢いよく大量に出るのが特徴です。
大きなものや平面を加工しやすいメリットがありますが、切りくず対策が必要になる点には注意が必要です。
②エンドミル工具
横の刃も使用可能なので、さらに様様な加工が可能です。(底波・外周刃)
エンドミル工具にはさらに「刃先交換式」と「ソリッドエンドミル」があります。
いわゆる替え刃タイプと一体ものです。
鉛筆で例えると昔はやった「ロケットえんぴつ」(懐かしい・・・昭和だ。わかる人いますかね(笑)と「鉛筆」の違いです
当然「刃先交換式」の方が初期費用が本体買わなくちゃいけないので高いのですが、ランニングコストがお安くなります!
ソリッドエンドミルは、ボディが一体になっている工具です。
値段こそ高価な傾向にありますが、刃先交換式と比べて高い加工精度を誇ります。また、ソリッドエンドミルは、製品によっては再利用できる特徴を持っています。
刃の状態が良ければ、刃を研ぎ直すことでもう一度使用できるのです。これを「再研磨」と呼んでいます
まさしく鉛筆削りです。研磨機でがーーーーって鉛筆けずるのと同じように削ります。
再研磨できればランニングコストはおさえられますが、削ると当然小さくなってしまうので、2-3回が限界です。
商品によっては1度しかできないものもあります。
コーティングがかかっていれば当然削れてしまうので、再コーティングが必要となります。
どうですか?ざっくりですがミーリング加工について引用してお書きしました。
詳しくはMOLDINOお役立ち情報をご参照ください
ちなみに当店事業母体宇都宮機工株式会社には切削工具の専門の営業マン
「テクニカルセールスエンジニア」
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