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イゲタの部屋】切削油剤、どう選ぶ?<解説>

正解は、A : 不水溶性切削油剤 です。
選び方のポイントのひとつとして、「どの効果を重視するか」があります。

切削油剤の効果は主に3点あります。

① 潤滑の効果:
被削材や切りくずと工具の間に浸透し、凝着(溶着)の生成を抑制することで仕上げ面性状を向上する
高い潤滑性により切削抵抗を低減することで工具摩耗を抑制し、工具寿命を向上させる

② 冷却の効果:
被削材や工具の加工による切削熱を除去し、熱膨張を抑制する
工具の切れ刃の温度を下げることで工具摩耗を抑制し、工具寿命を向上させる

③ 洗浄の効果:
工具刃先への付着物を洗い流す
切りくずを洗い流し、加工面への傷や工具への絡まりを防止する

一般的に潤滑の効果は不水溶性切削油剤のほうが高く、冷却の効果は水溶性切削油剤のほうが高くなります。そのため、今回のように良好な仕上げ面を得るために潤滑性を優先する場合は、不水溶性切削油剤を選択します。一方で、高速切削など冷却性を優先する場合は水溶性切削油剤を選択します。

ただし、選択の際には安全性や作業性、被削材との相性の観点でも検討する必要があります。例えば、不水溶性切削油剤は切削熱により引火する恐れがあるため対策が必要となります。また、切削時に発生する油煙により工場内や設備が汚れ作業性を下げる原因にもなります。

水溶性切削油剤は安全性に優れる一方、長時間放置すると細菌による腐敗や劣化が進み、悪臭の原因となります。また、鋳鉄の切削加工に用いると錆が生じやすくなります。鋳鉄は切りくずが粉末状であり、切削油剤と混ざるとヘドロ状になり作業性が非常に悪くなるため、鋳鉄加工時は切削油剤を使用しないケースも多いです。また、転削加工でも熱き裂による工具寿命低下を防ぐため油剤を使用しないことが少なくありません。

給油方法は大きく外部給油方式と内部給油方式に分けられます。最近は廃棄物を削減する地球環境への配慮の観点から、切削油剤をミスト状にして少量で加工するセミドライ(MQL)加工などの方式もあります。

さまざまな観点から加工内容に合った最適な切削油剤を選択することが重要ですね

住友電工(株)SumiTool Magazine Vol.34 より引用

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